ICSL2019
〇〇クラスn番コントロールから始まる誘導区間において誘導テープをたどることができず失格となった。本件に関して、以下の理由により失格は不適切と考え、失格判断の妥当性について調査を依頼する。
調査の結果、地図および現地における視認性については以下の見解を示す。
該当地点の現地の状態は以下の写真の通りである。
地図上における誘導区間の視認性について
現地における赤白テープ誘導の視認性について
上記判断を総合し、改善の余地はあるものの、当該地点では競技者が明瞭に認識できるような誘導がなされていたと判断する。また、テクニカルミーティング資料(スプリント)p25において、現地の誘導区間始点に「誘導ここから」の看板を置くと告知しており、実際に現地の誘導区間始点には、競技者の走行方向に対して真正面から見える形で「誘導ここから」の看板を設置していたため、当該地点が誘導開始始点であるということは十分に確認できたと考える。
以上の誘導区間の視認性に関する実行委員会の調査結果の見解と、日本学生オリエンテーリング大会選競技規則14.4項ならびに日本オリエンテーリング競技規則23.3項から誘導区間を辿ることは競技者の責務であることに基づき、失格判断は妥当であると考える。