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ICSL2017

A団体 提訴文

A団体 提訴回答

提訴

調査依頼の回答への説明は不十分であり、”競技結果に影響を与えるフライングは見受けられかった”という記述に不服である。

公式掲示板によれば、”計時は0.1秒単位だが、実際のスタートのタイミングに関して0.1秒単位での正確性を担保しているのか”という質問に対して、”選手権においては、ひとつのチャイマーを使用するため、全選手0.1秒単位で同じ間隔で合図が為されます。また、スタートの合図以前の出走を防ぐため役員が監視しています。”と、運営は回答していた。

一方、A団体オフィシャルによりスタート地区における中継映像を確認したところ、競技開始を示すチャイマーの合図以前に動き出す選手が見受けられたうえ、それに対し静止を促すようなスタート役員の動き・その後の対処は見受けられなかった。具体的な例として、B選手は4つ目のビープ音でスタート枠から出走する動作をしているのにも関わらず、スタート役員による対応は特にみられなかった。

上記のような現状から、公式掲示板で示されている”スタートの合図以前の出走を防ぐため役員が監視しています”という文言が徹底されておらず、スタートのタイミングにおいて0.1秒単位での正確性が担保されていたとは考えられない。

よって、0.1秒単位での順位決定は不適切であり、秒単位での順位決定が妥当であり、結果の再集計をすべきであると主張する。

回答

今大会におけるスタート方式では0.1秒単位でのスタートの正確性を担保出来たとは言えない。このため逸脱事項としていた0.1秒単位での計時を日本学生オリエンテーリング選手権実施規則にのっとり、1秒単位計時とし、1秒未満を切り捨てとすることとする。

これに基づいてME、WEクラスの順位をつけなおす。

関連調査依頼

スタートチャイマーを起因とする複数の選手のフライング